赤ちゃんやこどもたちとの快適な暮らしのために、どんな照明がいいのか?
照明器具選びって悩みますよね。
照明はお部屋の雰囲気を左右するアイテムであると同時に、勉強のしやすさや、家事などの作業性にも関わってくる重要なインテリアの要素です。
照明選びを悩んでいる方にとってヒントになるような、照明選びのポイントをご紹介します。
多数のインテリアを計画してきた経験と、我が家での経験をふまえてお話しします!
結論:「調光調色器具」を選ぶのがおすすめ
結論をはじめにお伝えすると、快適な暮らし、特に赤ちゃんやこどもとの暮らしには「調光調色」のできる器具を選ぶことがおすすめです。
調光=明るさを調節できる
調色=照明の色味を調節できる
調光調色器具は、LED照明が発達して実現した、「現代の照明」と言えると思います。
それではなぜ、調光調色器具が良いのか?を少し詳しくみていきましょう。
「調色」とは?
調色とは、照明の色を調節できる機能です。まずは、下記の表をご覧ください。
ろうそくのような温かみのあるオレンジの光から、晴れた日の太陽の光まで、光には色があります。これを「色温度」といい単位はケルビン(K)で表現されます。
色温度が低いとオレンジっぽい暖かい色味、色温度が高いとクールな青白い色味になります。これは空の星の色も同じですね。
1日の中で自然環境の中でも、色温度は変化しています。
晴れた日の朝や日中は色温度が高く、爽やかで快活なイメージがありますよね。夕方になると夕焼けに代表されるように、オレンジがかった色合いに変化し、ゆったりとしたラックスのできる光のイメージに変わります。
このような自然の光の変化のように、人工的な照明も調整し、元気に活動したいときは色温度を高く(青白く)し、リラックスしたい時は、色温度を低く(オレンジ色)できると、1日のリズムを作ることができます。
少し想像してみてください。
生活の中で、
朝起きた時、温かみのあるオレンジ色だと、シャキッとしませんよね。
夜、のんびりとご飯を食べたり、お酒を飲んでいる時に青白い光だとご飯もすすみませんよね。
子供の生活でも同様です。
遊んだり、勉強するときは、シャキッとする太陽のような色温度がいいですよね。
寝る前のリラックスタイムは、温かみがあり落ち着く、ろうそくのような光は、眠りに誘ってくれます。
この調色という機能は照明がLED化されてできるようになった比較的新しい技術です。調色の機能を使って、その時のシーンにあった快適な空間をつくることができます。
このことが、調色調光器具の最大のメリットです。
こどもの生活のリズム作りが照明でもできるといいですよね!
我が子は夜の寝つきは良い方です。色温度の効果が少しはあったのかな?
「調光」とは?
調光とは、照明の明るさを調節できる機能です。
調色とは違い、かなり以前から明るさの調整は可能でした。住宅でこの機能を使うのは、映画を見たりする時など、明るさを抑えたい時に使います。
また、日中それほど明るさを必要としない時は、少し明るさを絞っておくと電気効率が良くなりますので節電にもつながります。
ただ、LEDはもともとかなり消費電力を抑えられますので、LED器具を選んだ場合はあまり節電を気にする必要ないかもしれません。
調色機能のついた器具はほとんど調光も可能です。
明るさは我が家では一旦セットした後、ほとんど変更していません。
初期設定として使った程度ですが、全点灯だと結構眩しかったので、調整できたのはよかったです。
おすすめの照明器具
調光調色できる器具ってどんなものがあるの?
調光調色のうち、「調色」が特に重要だと思いますが、どの部屋で使うかもポイントです。
今回は家族の滞在時間が長い、リビング照明のおすすめの器具を3つご紹介します。
ARTWORKSTUDIO Glow 5000 LED-ceiling lamp
実はこの器具は我が家のリビングでも使っています。上の写真も我が家のものです。
この照明の特徴と、我が家で購入する理由となったのが下記の3点です。
・シンプルでデザイン性が高い
・調光調色が可能
・14畳用、12畳用、8畳用がある
一般的な住宅では、引っ掛けシーリングという器具がついていることが多いと思います。
リビングの照明を1灯で明るさを保つには、シーリングライトはある程度の明るさが必要です。この照明は、8、12、14畳用があり、リビングでも十分明るさを確保することができます。
ちなみに我が家は12畳用を購入しました。
照明の色温度は上の図のように変化します。
デザインもとてもスタイリッシュです!
シーリングライトは、なかなかシンプルで素敵なデザインのものがないのですが、こちらはデザイン性も高く、また調光調色機能があり、まさに求めていた照明!!と感じています。
ひとつ注意点としては、取り付けは2人が行うのがおすすめです。設置する際に上のネジを閉めるのですが、1人でつけようとしたら、なかなか穴に入らず、器具が思った以上に重いので、腕がプルプルして、危うく器具を落とすところでした(汗)
ということで、1人での設置は諦めて夫が帰ってくるのを待ちました。
皆様もお気をつけを。
天井を照らすアッパーライトもあり、下面だけを光らせたり、アッパーライトも光らせたりなどリモコン制御できますが、我が家は写真のように常にどちらもつけっぱなしです!
色温度を調節する場面としては、我が家では通常は食事が美味しく見える暖かめの色温度に設定しています。
こどもが夜にリビング学習する時は白めの色に変えます。私が仕事をする際も同様です。また、リラックスする時は、暖かめに変更します。
祖父母が来た時、色温度が低いと「暗い!!」と良く言われます。これは年齢と共に目が明るさを感じにくくなっていることと、割とこの年代の方々は蛍光灯の白めの照明色に慣れ親しんでいるということが原因かと思います。
そのため、祖父母が来た時は、色温度を高めに設定します。
このGlowはリビングの調光調色器具としてとてもお勧めです!! 8畳用の白を子供部屋に買おうかと悩み中です!
その他に、我が家で購入する際に検討したおすすめリビング照明器具をご紹介します。
OLIKA LED CEILING LIGHT
この照明を買うか、Glowを買うかで最後まで悩みました。
こちらもシンプルな北欧デザインで、フレームの色が4色あります。
このフレーム色の可愛さに、かなりこころ惹かれましたが、大きさが直径50cmとなっており、我が家には少しサイズが大きいかな、、、と思いGlow(直径38cm)の方を購入しました。
調光調色機能は申し分ないので、北欧テイストのインテリアがお好きな方には、とてもお勧めです!
Panasonic パルック LEDシーリングライト <2021年モデル>
安心のパナソニックのシーリングライト。
スタンダードシリーズにはおまかせモードという機能があり、朝ボタンを押すと、時間になると自動でシーンを切り替えてくれる機能があります。さすが!パナソニック製。
ご紹介しているのは、木目のフレームの製品ですが、シンプルなフレームのものもあります。ただ、「デザイン性」という意味で言うと私の好みは始めの2つかな、と思っています。
こちらは価格もリーズナブルなので、機能と価格で選ぶなら、パナソニックのシーリングライトがおすすめです!
まとめ
家族と過ごす時間の多いリビングの照明は、調光調色ができる器具がおすすめです。
照明の色の違いが人に与える影響は大きく、さまざまな教育機関や企業でも研究が進んでいます。またLEDの器具に変えることによって、消費電力も少なくなりますし、一石二鳥ですね!
リビング用の調光調色シーリングライトは商品数がまだそれほど多くはありませんが、今後LEDの開発が進めば、よりリーズナブルになり、もっと選択肢が増えてくると思います。
ぜひ、あなたのお家にあった調光調色器具を検討してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもお役に立てると嬉しいです。
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