スワドルというアイテムを聞いたことがありますか?スワドルとは赤ちゃんの睡眠を助ける、体を包み込む布のことです。
英語でSwaddle(スワドル)は巻く、包むという意味です。
育児にスワドルは必須ではありませんが、「あったらとても便利なもの」だと私は思います。そして多くの人が「助けになった」という感想を持っているアイテムです。
・スワドルってなに?
・おくるみとは何を違うのか?
・安全な商品を選ぶポイントは?
など、スワドルについての疑問にお答えしつつ、おすすめ商品をご紹介します。
見た目も可愛い商品が多いので、出産祝いのプレゼントにもおすすめですよ!!
スワドルとは何か?おくるみとの違いは?
スワドルは、赤ちゃんの体を包み込む大きな布や専用の服のようなものです。
日本では、おくるみは1枚の布、スワドルは赤ちゃんの睡眠のために作られた服(布)をさすことが多いようです。
どちらも、赤ちゃんがママのお腹の中にいた頃のようなフィット感で安心し、よく眠れるように作られたアイテムです。
使用期間は新生児〜寝返りをはじめる3〜5ヶ月くらいまでが一般的です。
生まれたばかりの赤ちゃんにはモロー反射という「自分の意志とは関係なく反射的に動く」という原始反射があります。外部からの刺激だったり、何事もないときに突然動いたりします。
赤ちゃんのモロー反射はママもドキッとすることがあります!
そのモロー反射で、びっくりして泣き出す赤ちゃんも多く、スワドルやおくるみは体を包み込むことで、このモロー反射を抑えてくれる役割もあります。
せっかく寝かしつけたのに、すぐに起きてしまった!となるとお世話をする人も大変ですよね、、、。
赤ちゃんによって個人差はありますが、我が子は、つつまれていると安心するようでした!
スワドルやおくるみは、育児をする上で、必須のアイテムではありませんが、ママやパパを助けてくれる「お助けアイテム」だと思います。
メリット
それでは、スワドルのメリットを見ていきましょう。
赤ちゃんがしっかり寝てくれる、落ち着いてくれるように作られているスワドル。それによって、赤ちゃんのお世話をするパパやママも安心できる時間が増えます。
また、1枚の大きな布でできているおくるみとは違い、スワドルは機能性が高く、着脱やおむつ替えが簡単に行うことができます。
デメリット
では、デメリットはどんなところでしょうか?
使う期間が短いので、購入を迷うところではありますが、スワドルによっては、成長に合わせて形状を変えることのできるものもあり、長く使えるアイテムもあります。
手足が出せたり、スリーパーのように使えるものもありますよ!
スワドルの安全性やアイテム選びについては、次の項目で詳しくご説明します。
スワドルの安全性について 発育性股関節形成不全のリスク
スワドルの使用については、あるメーカーの商品に対して「発育性股関節形成不全のリスク」を医師が注意喚起を促しました。
この「発育成股関節系背不全のリスク」は、スワドルだけではなく、抱っこの仕方、服、おむつの仕方なども影響するということで、下記の日本小児外科学会のHPでも、わかりやすく解説されています。
安全なおくるみの使い方の動画も紹介されていますので、是非、参考にしてみてください。
スワドルの人気のブランドLOVE TO dreamのスワドルアップでもこの件に関して詳しく解説されています。
通常、赤ちゃんは生後、足をまっすぐではくM字(カエル足)にした状態が自然な姿勢です。おくるみなどできつく赤ちゃんを包んだ場合、生まれたばかりで柔らかい赤ちゃんの下半身を締め付け、自然なM字の姿勢をとれず、股関節形成不全などのリスクが伴う場合があります。
引用 LOVE TREE公式HPより 一部抜粋
赤ちゃんの股関節の健康を考慮したおくるみであるスワドルアップ™は、股関節形成不全を専門とする国際的な公の機関『国際股関節異形成協会(IHDI)』により、認証を受けております。
引用 LOVE TREE公式HPより 一部抜粋
LOVE TO dreamの「スワドルアップ」は股関節形成不全のリスクを理解した上での商品づくりがされており、上記のように国際的な機関の認証を受けています。
人気のエルゴポーチのスワドル(下記)国際股関節異形成協会の認定をうけた商品を販売しています。
また、おくるみに関して日本小児外科学会は、HPで下記のような見解を記載しています。
夜泣きでぐずる赤ちゃんのための“おくるみ(Swaddling)”や“おひなまき”といった手法がなされ効果があるようです。これらは赤ちゃんの体を布で巻きつけることで、抱っこされた感覚を与え安らぎを与えるようです。手の離れない”置くと泣く”赤ちゃんには、さすがのお母さんも疲弊し途方に暮れ、精神的に追いつめられたりします。場合によっては股関節脱臼よりも深刻な事態なのかもしれません。ですから我々はこれらを行うことを否定する立場ではありません
引用 一般社団法人 日本小児外科学会HP
スワドルやおくるみを使用することを否定するわけではなく、適切に利用することが重要だ、とされています。
スワドル選びのポイント
では、スワドルを選ぶ際に気を付けるポイントを見ていきましょう。
・安全性
スワドルは新生児〜5ヶ月くらいまでの赤ちゃんが使うアイテムです。安全を最優先に考える必要がありますので、信頼できるメーカーや認定が取れているものを選ぶと安心です。
・サイズ
赤ちゃんの体型に合ったサイズのスワドルを選びます。赤ちゃんはすくすく大きくなるので、大きめを、、、と考えることも多いのですが、あまり大きいと顔が布で隠れてしまったりするので、ちょうど良いサイズを選ぶのおすすめです。
・素材
赤ちゃんのデリケートな肌に優しい素材がおすすめです。また汗っかきなので、吸湿性、通気性がよく、伸縮性もよいものを選ぶと良いでしょう。
冬用、夏用、オールシーズン用など季節に合わせた素材が選べるものもあります。
赤ちゃんのいるお家は温度調節しているご家庭が多いので、
個人的にはオールシーズンつかえるものか、薄手がおすすめです!
・使いやすさ
スワドルの良さの一つは機能性です。1枚の布のおくるみではやりにくいおむつ替えやベルクロやファスナーなどでささっと着脱できる使いやすいものを選びましょう!
スワドル おすすめ3選!
それでは、おすすめの商品をご紹介します!スワドルはとっても可愛くて、値段もお手頃なので、出産祝いのプレゼントにもおすすめですよ!!
おすすめ商品3つは全て、国際股関節異形成協会の認定を受けている商品です!
スワドルアップ
スワドル界の超人気ブランドといってもよいのではないでしょうか?
スワドルアップは月齢によって選ぶことのできるSTAGE1〜3があります。色も柄も豊富で悩んでしまいます!
STAGE1:新生児から寝返りするまで
STAGE2:寝返り始めた、しそうになった
STAGE3:活発に動き始めたら
となっています。ちなみにSTEP3はほぼスリーパーなので、スワドルアップである必要はないと思います。サイズが合えば、手の部分が取り外しできるようになっているSTAGE2から使うことも可能です。
厚手や薄手など生地の種類も豊富ですが、悩む場合はオールシーズンか薄手がおすすめです。
利用者も多く、スワドル選びの第一候補「スワドルアップ」です!
ergoPouch エルゴポーチ コクーンスワドルバッグ
オーガニックコットンをつかった赤ちゃんのためのスリープウエアを作っているエルゴポーチ。オーストラリア生まれのブランドです。
エルゴポーチのコクーンスワドルバッグを使った先輩ママの95.5%が「赤ちゃんの寝かしつけがしやすくなった」という脅威的なアンケート結果が出ているスワドルです。(エルゴポーチ公式HPより参照)
こちらのデザインもとっても素敵で、スワドルアップと迷いますね〜。
コクーンスワドルバッグはオールシーズン、夏向け、冬向けの生地があり、サイズは各4種類です。
肩についているボタンを外すと腕をだすこともできるので、「手をだしたーい!」という赤ちゃんには嬉しいポイントですね!
ねくるみ (Neclumi)
ねくるみは元看護師の日本人女性が開発した商品です。
購入者のアンケート結果をみると、赤ちゃんの寝つきや睡眠時間にとても効果的なのことがわかりますね!
日本人の体格に合わせてSサイズとMサイズがあり、カラーバリエーションが豊富で選ぶのに迷いそう!
こちらも手の部分を取り外すことができ、手を出したい赤ちゃんにも対応できます。また足のファスナーを開けて足をだして着用することも可能です。
スワドルがその子に合うかどうかは使ってみないとわからないこともあり、いろいろなバリエーションで寝かせることができるのは嬉しいですよね!
まとめ
赤ちゃんの睡眠は、赤ちゃんにとってもとても大切ですが、育児をするママやパパにとっても本当に重要です。
特にワンオペで育児をされているママは、赤ちゃんが数時間おきに起きてしまう新生児から1歳くらいまでの間の育児は、本当にキツイです。赤ちゃんが寝ている時が自分が寝られる時間だったりします。
「いつになったらまとまった時間寝られるの??」という不安と、気分の落ち込みを、かなりの楽天家の私ですらよく感じていました。
赤ちゃんの眠りを助け育児をサポートしてくる「スワドル」。少しでも楽しく育児できるために是非検討してみてください。
また、信頼できるメーカーの安心できる製品選んでもらえればと思います!
最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもお役に立てると嬉しいです。
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