出産準備のリストに「さく乳器(搾乳器/搾乳機)」と書かれていることがあります。でも、本当に「さく乳器」は必要なんでしょうか?
正直、「さく乳器」はオムツや肌着などと違って、必須アイテムではありません。
ですが、私の場合「さく乳器」はある理由から、出産後に購入しました。
今回は、さく乳器の
・必要性
・購入時期
・どんなシーンで役立つのか
・おすすめのタイプ
について、私の体験談を通してご紹介します。
さく乳器(搾乳器/搾乳機)の必要性に関しては、かなり個人差があると思いますので、「こんな場合もあるよ」という意味で、皆さんの参考になると嬉しいです。
いつ購入したのか?
私は出産準備の段階では、さく乳器は購入しませんでした。
その理由としては、病院の出産準備リストに「出産後に検討」と書かれていたからです。
出産する前は、育児に関してのイメージがついていなかったので、「そう書かれているからまだいいかー」という程度にしか思っていませんでした。
今思えば、人によって母乳の出方も違うし生活スタイルも違うので、赤ちゃんが生まれてからの検討で全く問題ないと思います。
そんな私がさく乳器を購入したきっかけは、出産後に病院を退院する時でした。
うちの子は、退院時に少し体調に問題があり、私の方が先に退院することになりました。(今はまったく問題なく元気にしております!)
そのため、看護婦さんから
「母乳、さく乳して毎日もってきてくださいねー」と明るい笑顔で言われました。
ま、毎日ですか???
幸い、自宅から病院までは、それほど遠くない距離だったので良かったのですが、自分の体調も戻っていないなか、2週間ほどでしたが毎日通うのは結構大変でした。
こんな時、ご自宅から病院が遠い方は大変でしょうね、、、。
少し話がそれました、、、(汗)
という訳で、私の場合「母乳を届ける」という目的のために、さく乳器を購入しました。
とはいっても、始めはさく乳器はなくても大丈夫だと思っていたのですが、購入して使ってみるとその便利さに驚きました。
私は手動を購入したのですが、使い方はとても簡単で手軽に使うことができましたよ!
購入を検討するのはどんな理由?
私の場合は、出産後の事情によって購入したのですが、さく乳器の購入を検討するタイミングは人それぞれです。
ベビー用品のピジョンが2021年に実施した調査によると
『授乳をする際に、実践していること』として、24.3%の人が「さく乳器/母乳保存グッズ」を使用していると回答。その使用者を対象に、『さく乳器/母乳保存グッズを使用することでのメリット』を聞いたところ、1位は「胸の張りが解消できる(78.4%)」、2位は「父親や家族も授乳ができる(61.9%)」、3位は「母乳を無駄にしなくて済む(51.5%)」という結果に。
胸の張りを解消するなどの、さく乳器・母乳保存グッズの機能面以外にも、“自分以外の人も授乳ができること”をメリットと感じているママが多く、「自分以外に授乳をお願い出来る」「トラブル時おっぱいを休められる」等の声が寄せられた。
ピジョン株式会社 2021年7月27日 プレスリリース より
という調査結果がでており、
・胸の張りの解消
・自分以外の人も授乳できる
・母乳を無駄にしなくて済む
というような理由で、さく乳器を購入されている方が多い、と予測できます。
考えられるシーンとしては
・仕事復帰した後に、保育園に預けているが、ママは胸の張りを解消したい
これは私も体験しました。結構胸の張りが痛いんですよ。
・夜中の授乳担当を代わってもらえる
ウチはまったく、代わってもらえませんでしたが(パパは常に爆睡)
少しでも代わってもらえると助かりますよ!
・ママがお出かけの時に、母乳をパパや家族にあげてもらえる
これは我が家でも便利でした!
といった場面で活躍してくれます。
「使うシーンはわかったけれど、さく乳器は本当に必要なの?」
と思われる方もいると思います。これに関しては、使っていた経験者としての意見ですが
「さく乳器を使った方が、かなーーーーり、楽♪」
という感じです。必需品ではありませんが、あったら便利なアイテムです。
どんなタイプがあるか
さく乳器には大きく分けると「手動」と「電動」の2種類です。
以下は2つの違いと目的をまとめました。
手動搾乳器 | 電動搾乳器 | |
特徴 | ・コンパクトで持ち運びしやすい ・電源不要 ・価格がリーズナブル | ・手間が少なく効率的。 (電動には、持ち運びしやすい電池式もある) |
目的 | ・外出先や旅行時に便利 ・初めての方や少なめの方 | ・頻繁に搾乳が必要な場合 ・短時間に終えたい方 |
私の場合「まずは手軽な方を使ってみよう」と思い、手動を選びました。
手動でも使い易いですし、価格もリーズナブルなので、購入を迷っている方は手動をおすすめします!
おすすめの「さく乳器(搾乳器/搾乳機)」
さく乳器は、ママにとっても赤ちゃんにとっても、とてもデリケートなアイテムです。なので、できるだけ信頼性の高いメーカーの商品を選んでもらいたいなと思います。
そこで、さく乳器の代表的なメーカーである「ピジョン」と「メデラ」と「いつくし」の商品をご紹介します。
ピジョン
子育て期のパパやママにとって、知らない人はいない(と思う)メーカー「ピジョン」。ベビー用品のメーカーの代表格でもある「ピジョン」は、日本生まれのメーカーです。
ピジョン母乳アシスト さく乳器 手動
私が使っていたのも、こちらのピジョンの手動のさく乳器です!
使い方はすごくシンプルで、胸に当てて、ハンドルを握るだけ、とっても簡単です。手動なので、加減を見ながら自分で調整できるのも良かったです。
私にとっては使い勝手もよく、リーズナブルなので、とても満足なアイテムでした!
ピジョン母乳アシスト さく乳器 電動handy fit+
こちらはピジョンの電動のさく乳器です。電動でもコンパクトなタイプで、コードレスなのでどこへでも持ち運び可能です。
電動と聞くと「大丈夫かな?」「痛くないの?」と思われる方もいると思いますが、6段階の調整が可能なので安心です。
手動と比べてお値段は高くなってしまいますが、自動なのでささっとさく乳したいときに便利です!
ピジョン母乳アシスト さく乳器 電動pro personal R
赤ちゃんが飲んでいるような感覚で調節できる3モード&6段階調節可能なハイスペックモデル。
別売りの「さく乳ボトルキット」と合わせることで、両胸を同時にさく乳することができます。
正直、ここまでのモデルか必要かな?とは思ったりしますが、産院で使われていたりするので、同じものを購入したい方や、パワーが欲しい方におすすめです。
メデラ
メデラは、スイスで創立してから50年、母乳育児を応援しているメーカーです。
世界100カ国以上の国々で愛用されていて、日本でも多くの病院や産院で採用されています。
Harmony™(ハーモニー)手動さく乳器
メデラの手動のさく乳器は、パーツが少なくメンテナンスが楽に行えます。また、105グラムと軽量なので、使う時も持ち運ぶ時もうれしいですね!
またメデラの製品は機能はもちろんですが、おしゃれなデザインも魅力です。
赤ちゃんと一緒の日々は、いつも何かに追われているようで忙しい毎日です。そんな時、優しく美しいデザインのアイテムは、心をほっとさせてくれますよ!
Solo™ (ソロ)電動さく乳器
メデラの電動コンパクトタイプです。コロンとしたかわいいコントローラーで吸引圧を9段階から選ぶことができます。
充電式なので、持ち運びも可能です。電動タイプもパーツが少なく、メンテナンス性の高いさく乳器です!
いつくし
「いつくし」は医療機器輸入販売を行う日本の企業です。その「いつくし」ハンズフリータイプのさく乳器が2022年度のキッズデザイン賞の「少子化対策大臣賞」を受賞しました。
「いつくし」には電動、手動両方のさく乳器があり、手動はリーズナブルな価格が特徴です。
ハンズフリー電動さく乳器YW-388
なんと!ハンズフリーという他にはないデザインのさく乳器です。
2022年度のキッズデザイン賞を受賞し、パーツも少なく重量も軽いという、まさに新しい「さく乳器」です。
手動さく乳器 YW-188 izxi いつくし
いつくしの手動さく乳器は、シンプルで価格がリーズナブル。
ピジョンやメデラが3500円〜4500円程度する中、こちらは1980円とお手頃価格です。(本記事作成時点の価格)
「さく乳器、使ってみたいけどどうしようかな?」「本当に必要かな?」と思っている方におすすめです。
消耗品や付属品も必要です!
ここまで「さく乳器」をご紹介してきましたが、母乳の保存には冷凍用のパックや冷蔵用の瓶など、消耗品や付属品が別途必要です。
初めからセットになっているものもあるので、同時購入すると便利ですよ。
私の場合、さく乳したら冷凍用のパックに入れて冷凍庫へ。出かける時に簡易のクーラーボックスに入れて、病院へ持って行っていました。
ピジョンのフリーザーバッグの場合、40ml, 60ml, 80mlがあり、赤ちゃんの成長に合わせて容量を使い分けることができます。
母乳の保存はジップロックなどを使わずに、専用の袋や瓶をつかうことをおすすめします。使い勝手も良いですし、何よりも月齢の低いデリケートな赤ちゃんの為に、滅菌された専用のパックの方が衛生的にも安心です。
今回ご紹介した3つのメーカーの商品は、下記からまとめてチェックすることもできますよ!付属品を購入したい場合もこちらからチェックしてみてください!
【 ピジョン 】
【 メデラ 】
【 いつくし 】
まとめ
さく乳器は、赤ちゃんが生まれてきてみないとピンとこない育児アイテムですよね。
母乳が出るのか、出ないのか。正直産んでみないとわかりません。
なので、さく乳器も必要か必要じゃないかは、生まれてくるまでわかりません。
私は我が子の入院が長引いた為、さく乳器が必要になりましたが、退院の時期になるまでわかりませんでした。なので、さく乳器の購入は生まれた後で検討すればいいかな、と思います。
保育園へ入園する時、ママの体調が良くない時、夜眠れずに疲れた時、など、必要かな?と思った時は、購入をおすすめします。きっとその時が購入のベストタイミングですよ!
注文して1日2日もあれば、届けてくれますしね!
最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもお役に立てると嬉しいです。
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